• Categories: ガラス

    glass_kutsu
    会社の先輩に聞いたことがある。女の人生の最高点は25歳で、それからは転げ落ちるくらい急な下り階段に突入するのだと。だとすると私は転げ落ちてからだいぶ経っていることになるけれど、まだ地上には落ちていないのだろうか。それとも地上どころか、自分でも気づかないうちに地獄の谷底にでも向かっている最中なのだろうか。

    もういい歳なので、白馬の王子様が私を迎えに来る…なんてもちろん思ってない。思ってないけれど、心のどこかでは私はガラスの靴をどこかで落としていて、誰かが届けてくれるんじゃないか…と期待して待っているところはあると思う。

    でも先日、親戚のおばさんが持ってきたお見合い写真を見て、私はその期待を粉々に砕かれた。「悪い話じゃないと思う」と言いながら開いたお見合い写真には、お世辞にもハンサムとは言えない、禿げて太ったオジサンが写っていた。例えて言うなら甥っ子の好きな機関車トーマスに出てくるトップハムハット卿と言ったところか。これが悪い話じゃないとするなら、悪い話だったらどんな人を紹介されてしまうのだろうと空恐ろしくなってしまった。でもその親戚のおばさんは世話好きなだけで決して悪い人ではない。今の私に見合う人を紹介してくれただけの話だ。そう、自分から動きださない限り、私を待っているのはトップハムハット卿だけなのだ。

    私と同じく今を生きる女性へ伝えたい。ガラスの靴を待っている時代は終わったのだと。今の世の中、ガラスの靴を届けてくれる草食男子などいない。だけど肉食女子を待つイケメンの草食男子は、きっとたくさんいると思うのだ。

    これからはそのことを肝に銘じて、どんどん出会いの場に出かけようと思う。そして自分から積極的に責めてみようと思う。もちろん、トップハムハット卿のお話は、丁重にお断りするつもりだ。

Recent Posts